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身体を「見える化」!堺市民オリンピック同時開催「ヘルス・フィットネスラボ」報告レポート
2025年10月14日(火・祝)に開催された「第51回堺市民オリンピック」。熱気あふれる競技の横で、私たちも同時開催イベント「ヘルス・フィットネスラボ」を実施しました!
当日は年齢を問わず、本当にたくさんの方々にご参加いただき、心より感謝申し上げます。
1. 「ヘルス・フィットネスラボ」実施内容と今回の特別企画
このイベントでは、自分の身体能力や健康状態を「科学的にチェック」し、運動へのモチベーションを高めていただくことを目的としました。
特別企画:「最大出力」と「コントロール力」を試す!
握力と垂直跳びの測定では、以下のユニークなルールを設定しました。
- 【1回目】全力測定!:まずは、思いっきり力を出し切り、ご自身の「最大出力」を記録します。
- 【2回目】コントロール測定!:そして2回目は、1回目で記録した**最大値の「半分」を目指して力を調整していただきました。
多くの方が、「力を抜く」ことの難しさや「狙った数値に合わせる繊細さ」**を実感されていたようです。「半分って意外と難しいね!」「集中力が必要だ!」といった声があがり、測定中も笑いが絶えない楽しい時間となりました。
恒例企画!InBodyで「身体のバランス」を徹底分析!
フィットネスラボの目玉の一つは、高性能体組成分析装置InBodyによる詳細な分析でした。
実はこのInBody測定、毎年恒例の企画として実施しており、リピーターの方々からは「去年との比較が楽しみ!」というお声を多くいただきました。
通常の体重や体脂肪率だけでなく、参加者の皆さまはご自身の「部位別の筋肉量・脂肪量」について、詳細なレポートを受け取りました。
- 右腕、左腕、体幹、右脚、左脚の筋肉が、標準と比べてどうなのか?
- 左右の筋肉量のバランスは取れているか?
この詳細なデータを見ることで、「自分は右脚の筋肉が少し少ないから、ランニング前に補強しよう」「腹筋(体幹)をもう少し鍛えるべきだ」など、より具体的で効果的な運動目標を設定につながります。

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【終了報告】芝生で朝ヨガ
澄み渡る秋晴れが気持ちの良い本日、大阪公立大学のグラウンドにて、ヨガイベントを実施しました。講師は全米ヨガアライアンスにおいてヨガインストラクターの養成にも携わっておられる澄香先生でした。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
人工芝のグラウンドに寝転がり、目を閉じて深く呼吸をする瞬間は、日頃の忙しさを忘れてリフレッシュできたのではないでしょうか。
今回のヨガは、「運動をしたいけれど、なかなか続かない…」という方にとって、気軽な一歩となることを目的としていました。「大学のグラウンド」という身近な場所で、気軽に身体を動かす体験を通じて、「運動って気持ちいいな」と感じていただけたことと存じます。
今日の心地よさが、皆さんの運動習慣に繋がるきっかけになりますように!
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測定協力:サイクルパワーテストで捉えた鳥人間パイロットのFTP
滋賀県琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト」。人力飛行機部門では、パイロットが機体の「エンジン」として、自らの足で機体を空へ押し出します。その体力の科学的な指標として欠かせないのがFTP(Functional Threshold Power)です。
FTPとは?
FTPは「1時間維持できる最大の平均出力」(ワット:W)のことで、限界に近い力をどれだけ長く出し続けられるかを示す数値です。FTPが高いほど長時間のフライトで高出力を維持でき、飛行距離を左右する最重要要素となります。測定協力の経緯と学生たちの情熱
私たちの元に、鳥人間コンテストに挑む学生チームから、パイロットの正確なFTP測定に関する協力依頼がありました。彼らは、これまでのトレーニングを「根性論」だけでなく、科学的なデータに基づいて設計し直すことが、勝利への近道だと考えていました。この情熱に応えるべく、私たちはの高精度インドアバイク、Wattbike(ワットバイク)を用いて、FTPの測定を実施することとなりました。Wattbikeは、単なる出力だけでなく、ペダリング効率や左右の出力バランスといった多角的なデータも計測できるため、より質の高い体力分析を可能にします。
WattbikeによるFTPテスト:20分間の限界への挑戦
FTPテストは、Wattbikeを使い20分間の全力走行で行われます。測定中、パイロットは「チームの期待」と「自身の限界」の間で苦悶しながらペダルを踏み込み続けました。Wattbikeが捉える正確な数値は、彼らの努力を「見える化」します。私たちはその横で、声掛けとデータ収集に集中しました。彼らが力を振り絞る姿は、まさに「夢を乗せるエンジン」そのものでした。
測定後、Wattbikeによって弾き出されたFTPの数値は、彼らにとってトレーニングの「設計図」となります。このデータを基に、「FTPの○%で○分間」といった具体的な練習メニューが作成され、効率的なパワーアップを目指します。
鳥人間コンテストへのエール!
高精度なWattbikeで得られたFTPというデータは、学生たちの努力に確固たる根拠を与えました。この数値が、機体のフライトを支える確かな自信になるはずです。機体製作の苦労、厳しいトレーニングのすべてが、琵琶湖上空で花開く瞬間を信じています。限界を超えて漕ぎ出したその一歩一歩が、必ず飛行距離を伸ばします。チーム全員の想いを乗せ、大空へ羽ばたいてください!心から応援しています!
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2025年度 堺市連携事業スタート
本年度も堺市と連携した健康増進事業が開催されます。本年度は市民の運動・スポーツ習慣化の促進を目的に”親子向けスポーツテストイベント”、マットピラティス体験会、ヨガ体験、そしてマラソン大会への参加を目的としたジョギングイベントを実施いたします。
これらのイベントへの参加をきっかけに週2回以上の運動やスポーツを生活に取り入れて継続的な健康づくりを実践しましょう。定期的な運動は体力の維持・向上や生活習慣病の予防に有効であり、健やかな日常生活を送るための基盤となります。
イベントに関するご案内はこちら -
第41回 キネシオテーピング協会 学術臨床大会@大阪
場 所 大阪公立大学i-siteなんば
日 程 2025年10月19日(日)
時 間 9:45‐16:30
参加費 16,500円(学生5,500円)
お申し込みは協会HPをご参照ください。
https://www.kinesiotaping.jp/20251019-2/ -
【終了報告】親子スポーツフェスタ
2月15日(土)、晴天のなか親子スポーツフェスタを開催しました。今回は堺市スポーツ推進課、堺市教育スポーツ振興事業団、そして当センターによって企画・運営されました。当日までに100組の定員を上回るご家族のお申し込みがあり、抽選の上、実施させていただきました。抽選から漏れてしまった皆様、申し訳ございません。2025年も継続していく予定でございますので、次回もまた、お申し込みをお待ちしております。
さて、今回は初めての試みとして、野球やソフトボールの新たな楽しみ方として注目される「ベースボール5」(手打ち野球)を多くの方に知っていただくことを目的に体験会を開催しました。参加者の皆さんは、初めてのルールやプレーに最初は戸惑いながらも、徐々に慣れ、楽しんでいただけましたと思います。
また、昨年度、大変好評だったTSKスポーツコミュニティーの山本信吾氏による親子運動遊び体験が復活し、20mシャトルランの前に計4回実施しました。やっぱりこれは盛り上がります!短い時間でしたが、皆さん笑顔で楽しんでおられました。
さらに、本学工学部電子電気システム工学科の辻岡研究室の辻岡先生と院生の方々による「肺年齢測定会」も実施しました。呼吸機能は持久力と密接な関係があることは周知のとおりであり、今回の測定会にも多くの方々にご参加いただきました。測定結果を通じて、ご自身の肺年齢や呼吸機能について理解を深めるとともに、日常生活での健康管理や運動習慣の大切さを再認識していただく良い機会となったようです。参加者の皆さんからは、「自分の肺年齢を知ることで、今後の健康づくりの参考になった」「思ったよりも実年齢と差があって驚いた」といった感想が寄せられ、健康に対する関心の高さがうかがえました。
今後も、スポーツを通じて親子のふれあいや地域の交流を深める機会を提供してまいります。ご参加いただいた皆様、そして運営にご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。次回の開催も、ぜひ楽しみにしていてください!
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【終了報告】公開講座 ストレッチング&ウォーキング
2024年10月30日(水)〜12月18日(水)に開催いたしました本公開講座が無事終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ご参加ありがとうございました。終了報告にあたり、ご参加された方の運動に対する意欲、自信、健康状態と運動能力のアンケート結果をお示しします。
46%が運動を6ヶ月以上継続されているという結果でした。参加者の中にはここ数年、毎回ご参加される方や、毎朝「ラジオ体操」や他大学の運動系の講座にも参加されているといったお声を聞く限り、運動へのモチベーションが高いことが伺えます。
運動を行う自信は、身体的疲労、感情、時間的余裕、天候が運動を実施する際の制限因子として聞くことを目的としました。一番多かった回答が、いずれも「あまりない」です。この結果は、運動の実施にあたり、身体的疲労、感情、時間的余裕、天候が影響することがわかります。この度の公開講座の平均年齢はこれまでに比べて少し高めでしたが、運動時のお姿を拝見する限り、同年代よりも運動能力が優れている印象を持ちました。また、ご自身でペース管理をしっかりとされて、運動強度を適度に調整できていたのは、日常定期な運動の継続によってご自身の体調をご理解されている賜物だと感じます。
限られたアンケート結果ではございますが、本公開講座にご参加された方は、日常的に運動習慣をお持ちで、健康状態や運動能力に不安が少ないことがわかりました。シニアの方々がより生き生きと運動実践できるプログラムを次年度も公開講座にて実施予定ですので、是非、またご参加ください。
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【終了報告】親子かけっこ教室
12月7日(土)に親子かけっこ教室を開催しました。講師を務めていただいた当センターの吉武信二先生(現代システム科学域教授)は、学生時代、10種競技のトップ選手として全国に名を馳せた方で、大学教員となってからも研究を行いながら、競技大会にも参加されているアスリートです。
この日は親子でウォーミングアップを行ったあと、速く走るための身体の使い方をテーマにレクチャーが行われ、実施前後のスプリントタイムを光電管で計測しました。保護者の皆様はお子様が懸命に走る姿をスマホで撮影されながら、ご自身も足の運び方、つき方を向上させる専門的なドリルを体験してくださり、手足の動きをどのようにして推進力に変えるかをご理解いただけたと思います。
お子様に関しては、子どもは、言葉での理解よりも、見て覚えることが多いと言われますが、吉武先生のランニングフォームを巧みに真似て、短時間で加速力のある走りを見せてくれました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
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【終了報告】はじめてのマットピラティス 体験会 初日
令和5年度のスポーツ庁の調査では、女性が今後、はじめてみたい運動種目の上位にピラティスがあります。そこで、堺市と当センターが取り組む、運動・スポーツ習慣化事業の一貫として”マットピラティス”の体験会を実施しました。
講師を努めていただきましたMiki先生のお人柄とわかりやすいレッスンは、ご参加いただきました方々から大変好評でした。
この体験会は、今週と来週、計2回開催され、各エクササイズのポイントをまとめた資料をお配りしていますので、ご自宅でもその資料をもとにエクササイズを実施いただき、運動の継続、そして習慣となれば幸いです。
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【終了報告】親子スポーツフェスタ
秋晴れの空の下、親子スポーツフェスタが終了いたしました。「広報さかい」を主とした告知は早々にたくさんのお申し込みをいただき、抽選をさせていただきましたが240名近い方々にご参加いただきました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。また、ご協賛いただきました大塚製薬様にも深く御礼申し上げます。